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レッドハットのルールエンジンを体験! JBoss Enterprise BRMS クイックスタート公開

BRMS は Business Rule Management System の略で、ルールの保管・テスト・バージョニング・デプロイなどビジネスルールのライフサイクルを統合的に管理できる環境・製品を指します。
ルールエンジン・BRMS を適用するとビジネスの変更に対してシステム側が機敏に、柔軟に対応できるようになります。
これは機会損失を最小限に抑え、競争力の高いビジネスをドライブできることを意味します。

また、ルールエンジンを使うとビジネスルールはプログラム言語ではなく、自然言語に近い形で表現できるためビジネスエキスパート(非エンジニア、業務知識を有する人)も読み書きできるようになります。
ルールエンジンは普通の人間が読めるビジネスルールをそのまま解釈・実行できるため仕様と実装にギャップが発生することがありません。つまりルールエンジンの適用はシステム開発のコスト・期間を圧縮する鍵でもあります。

ルールエンジン・BRMS の応用範囲は非常に広いのですが、これまでは1サーバあたり数百〜数千万のイニシャルコストがかかる高価な製品ばかりでした。
有名なのは IBM WebSphere ILOG JRules ではないでしょうか。抜群の知名度、実績があり保険・金融分野などに適用されていると聞きます。

レッドハットは JBoss Enterprise BRMS という名前で優れた TCO を実現できるオープンソースの BRMS ソリューションを展開します。
既に米国では発表・出荷しておりますが、日本では今月中に発表、出荷の見込みです。
# これまでも JBoss Rules のブランドでルールエンジンを提供していましたが、ルールの管理を行う Web UI はコミュニティバージョンしかなくサポートされていませんでした

先日のエントリで紹介した通り、レッドハットでは製品の発表に先駆けて無償でハンズオンセミナーを開催しています。実際に製品に触れて頂けるセミナーになっています。
このセミナーのスライド、演習用ファイルはオープンソース(クリエイティブコモンズ / BSD)でそれぞれ slideshare、github で公開されています。セミナーの日程に都合が合わない方はコミュニティバージョンを使ってルールエンジン・BRMS の面白さ、可能性を体験して頂ければ幸いです。

・演習ファイルダウンロード
オンラインで見る
Github からダウンロード

・スライド