Mac

Snow Leopard インストール!

発売から一日。手持ちの Mac に Snow Leopard を入れてあげました。


楽天 – Snow Leopard

使い勝手とかのフツーのレポートは他のサイトに任せることにして、私の環境で起きた問題や気がづいたことを記しておきます。

・64bit で起動しない
手持ちの MacBook は2007年夏の MacBookPro3,1 というモデル。Core2Duo 搭載なので 64bit カーネルで起動できるものと思っていましたが、今のところ 32bit でしか起動できていません。
調べてみるとMacBookPro3,1 で 64bit 起動できたという話もできないという話も見かけます。どうなんでしょう?
SnowLeopardでの自分的アプリ動作状況(OS10.6/MacBookPro3.1) – みたもの、きいたもの、よんだもの。とか
Apple – Support – Discussions – MacBookPro3,1 + Snow Leopard = 32 bits. …

・ATOK2007 は非サポート
これまで ATOK2007 を使っていましたが、Snow Leopard は非サポートということで ATOK2009 を先日購入しました。
特に使い勝手は変わりませんが、芸能人辞書が強化されたのか、「やまもとゆうすけ」は「山本裕典」と一発変換されました。


楽天 – ATOK2009 for Mac

・iStat Menus が動かない
CPU使用率やCPU温度、日付+時計などをメニューバーに表示できるiStat Menusが動作しません。
まだ非対応で、バージョン2.0 で Snow Leopard に対応するようです。
iStat Menus 1.3 doesn't support Snow Leopard.

メニューバーに日付と時刻が同時に表示されていないと非常に面倒なのでバージョン2.0が出るまでの間、MenuCalendarClock で我慢することにします。
Objectpark Software – MenuCalendarClock for iCal

・Mighty Mouse / WindowShade X が動かない
Mighty Mouse はカーソルの形をカスタマイズするソフト。
おもしろおかしい形にカスタマイズしているのではなく、左利きなのでカーソルの向きを左上向きではなく左右反転した右上向きに変更するのに使っています。
WindowShade X は元々フリーウェアのユーティリティだっtのが 漢字Talk7.5 あたりからシステム標準に取り込まれた、ウインドウをタイトルバーだけに縮める機能を OS X で実現するもの。
どちらもシステムをハックするツールなので OS の変化にセンシティブです。
つい最近 Leopard に対応するベータ版がリリースされたばっかりなのですが、Snow Leopard でまた動かなくなってしまいました。
まだ Web 上にはLeopard の対応状況までしか記載されていません。
現在サポートに問い合わせ中。

・SuperDuper!
SuperDuper! は Mac のディスクを起動可能な形で外部ドライブにバックアップするソフト。
OS のインストール時などに使っています。
今回バックアップしたのは Snow Leopard インストール前なので関係ありませんが、最新版は一応対応しているみたいです。

・Cyberduck が動かない
ftp / sftp フロントエンドとして重宝している Cyberduck が起動できません。
原因を探るためコマンドラインから起動してみると、以下のようなエラーが。
どうも内部で JVM の起動または初期化に失敗しているみたいです。
Cyberduck の中では Java が動いているんですね!

/Applications/Cyberduck.app/Contents/MacOS$ ./Cyberduck
JavaVM: requested Java version (1.5*) not available. Using Java at “/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home” instead.
[Deprecated] CocoaJava: com.apple.cocoa.foundation.NSRuntime
-[NSJavaVirtualMachine initWithClassPath:] FATAL: cannot initialize ObjCJava. Exit

Java バージョン 1.5 が見つからないと言っています。
調べてみるとこの問題はすでに報告があり、最新のビルドでは直っているとのこと。
#3039 (Incompatibility with 10.6 Snow Leopard) – Cyberduck
試しに "Cyberduck-5167.tar.gz 27-Aug-2009 22:09" というビルドをダウンロードしてみたら正常に動作しました。

・Snow Leopard は Java6 のみサポート?
Cyberduck のエラーログでは Java5が見つからないとのこと。
そんな馬鹿な・・と確認してみると本当にありませんでした。

/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions$ ls -la
total 48
drwxr-xr-x 11 root wheel 374 8 29 21:13 .
drwxr-xr-x 11 root wheel 374 8 29 21:13 ..
lrwxr-xr-x 1 root wheel 5 8 29 21:13 1.3 -> 1.3.1
drwxr-xr-x 3 root wheel 102 7 21 08:35 1.3.1
lrwxr-xr-x 1 root wheel 10 8 29 21:13 1.5 -> CurrentJDK
lrwxr-xr-x 1 root wheel 10 8 29 21:13 1.5.0 -> CurrentJDK
lrwxr-xr-x 1 root wheel 5 8 29 21:13 1.6 -> 1.6.0
drwxr-xr-x 7 root wheel 238 8 29 21:13 1.6.0
drwxr-xr-x 8 root wheel 272 8 29 21:13 A
lrwxr-xr-x 1 root wheel 1 8 29 21:13 Current -> A
lrwxr-xr-x 1 root wheel 3 8 29 21:13 CurrentJDK -> 1.6

互換性のためか、バージョン1.5のパスは存在しますが 1.6.0 へシンボリックリンクが張られています。しかも 1.4.x はパスすら存在しません。
本家 Sun の JVM は10月末でサポート終了ですから、一足早く 1.5 のメンテナンスを引き上げてしまったのでしょうか。

ちなみに 1.3.1 のディレクトリはこんな感じ。ハリボテのみで実体がありません。

/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.3.1$ pwd
/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.3.1
/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.3.1$ ls -la
total 0
drwxr-xr-x 3 root wheel 102 7 21 08:35 .
drwxr-xr-x 11 root wheel 374 8 29 21:13 ..
drwxr-xr-x 3 root wheel 102 8 29 21:13 Libraries
/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.3.1$ ls Libraries/
libappshell.dylib